先人たちの教え/書物から学んだこと

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「一流店から学ぶ」

 後藤新平さんの言葉に「金を残して死ぬのは下。事業を残して死ぬのは中。人を残して死ぬのが上。」とあります。料理をつくる、つまりメーカーであることが繁盛店の基本、それだけでなく人をもつくる、育てることが一流の証し。そう思いながら、現場主義を通してきた。

 15回転職し役職をいただいたが、いつまでも自分がその職に居続けることはない。いつかは去るから後任に相応しい者を如何に育てるかを考えたものです。ホテル運営の建設会社会長夫人から、社長の息子たちが育つまで頑張ってくださいと言われたことがあった。一緒に勤務することはなかったが、自分の役割を感じた言葉でもあった。しかし、現場責任者を育てるのは自分の役割とも自覚した。自分の後釜候補は入職当時、勤務歴の長い者がいたから安心ではあった。

 しかし、敢えて途中に別人を社長と相談して副支配人にしたことや鹿児島Wホテルから島出身のフロントマンをスカウトもしたものです。当然、後任者争いを仕掛けました。人が育つことにより自分はいつでも、現場から去ることができるとも思った。去ったあとスカウトしたホテルマンが新築ホテルの支配人にお声が掛り、その後新築ホテルの社長から取締役にしたと報告・お礼を言われたときは嬉しかったなぁー。

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