先人たちの教え/書物から学んだこと

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「あなたはお金では買えない」

 人はお金では買えない、あなただけではない。親も子どもも兄弟も買うことはできない。本当にお互いに寄り添えるような人生の伴侶も、買って来るものではない。

 お金は他の何かを買うための手段であって、持ち手の価値を計るものさしではない。必要なものを買って所持金を減らしても、それで人の価値が下がったわけではないし、何もせずに節約を重ねてお金だけを貯め込んでも、それだけで誰かがあなたのことを「かけがえのない人だ」とは言ってくれない。そう、人は誰かに「あなたはかけがえのない人だ」と言ってもらいたいだけなのだ。何を持っていなくても、何に勝っていなくても「何かと交換することはできない、比べることもできない、あなただけの価値を持っている人なのだ」と誰かに認めてもらいたいだけだ。さらにいえば、何かの理由でお金が通用しなくなったとしても、何かお金以外のものに守られながら、きちんと生きていくことができる人間でありたかったはずなのだ。そうであれば、持つべきものはお金でなく、第一に人との絆だ。人としてのかけがえのなさを本当に認めてくれるのは、あなたからお金を受け取った人ではなく、あなたと心でつながった人だけだからだ。その通りだ。先人たちの教え「花ならば匂い、枝振りやいらぬ、形振りやいらぬ 人はこころ」有難い!

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