先人たちの教え/書物から学んだこと

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「里山資本主義は、金銭換算できない価値」を生み、明るい高齢化社会を生み出す。

 日本が「明るい高齢化社会」へ道を進んでいけると考える根拠は、里山資本主義の普及に伴って、今後ますます金銭換算できない価値を生み出し地域内で循環させる高齢者が増えていくだろうということだ。金銭換算できない価値を生み出す?地域内で循環させる?抽象的過ぎて何のことかわからないかもしれない。   地域の高齢者の生産する半端すぎて市場に出せない農産物を、地域の高齢者福祉施設が食材として使う。そこで出た廃棄食材を肥料にして、高齢農民に還元する。一部では金銭のやり取りも介するが、そこで循環している価値全体から見ればごく一部に過ぎない。生産者の生きがいの増加、施設利用者の健康の増進、結果としていらなくなった食材代や肥料代、それを運ぶはずだった燃料代、いずれも金銭換算できない価値、あるいはGDPにとってはマイナスだが現実には意味のある価値であり、それらが地域内を循環しながら輪を拡大させている。やはり、金銭換算できない価値の循環がその周りに生まれる。

 高齢者の絶対数の更なる増加に伴い、そうした方々の数がこれからさらに増えていくことは確実だ。もちろん元気に働いてお金を稼いで使う高齢者も増えていっていただいていいのだが、お金を稼がずとも社会的な価値を生み出す高齢者も、もっと評価されていい。その通りと思う。

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