先人たちの教え/書物から学んだこと

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「社会が高齢化するから日本は衰える」は誤っている。」

 少子化と高齢化を混同して「少子高齢化」と一緒に呼ぶ人がいるが、高齢化は少子化とはまた別の問題として近未来にたちはだかる。

 日本が今経験している高齢化とは、一言でいえば高齢者の絶対数の増加、より正確には75歳以上(後期高齢者)、あるいは85歳以上(超後期高齢者とも呼ぶべきか)の人口の急増のことだ。これを「高齢化率」の上昇のことだと思っていると事態が見えなくなる。際限なく続くかもしれない少子化に比べれば、高齢化は時間が解決する問題であるとも言える。この人口予測の話を持ち出すと、機械的に、日本の将来に対する悲観論者と受け取られるが、M氏は「社会が高齢化するから日本は衰える」といった議論にはまったく賛成していない。むしろ、2060年代の日本については、およそ思いつく限りの困難を想定した上で楽観したシナリオを持っている。これまでの人類が経験したことのない超高齢化社会のトップランナーであり、マネー資本主義を徹底的に突き進んでその限界を自覚しつつある日本だからこそ、里山資本主義的な要素を取り込むことで、「明るい高齢化」の道を進んでいけると思っているのだ。なるほど、理解できる。

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