「マネー資本主義への案とテーゼ③:反対の理論・主張」
「分業の原理への異議申し立て」、リカードが発見した分業の原理とは、個人個人が何でも自前でしている社会よりも、各人が自分のできることの中で最も得意な何か一つ(比較優位のある分野)に専念して、その成果物を交換する社会の方が、効率が上がり全体の福利厚生も増やすという、何とも含蓄のあるセオリー:定石・お決まりのパターンだ。つまり、リカード的分業は、各自に守備範囲を明確に区分けすることができて、かつその守備範囲に重複がなく空白部分もできない、という条件が整った場合にはセオリー通りに有効なのだが、実際の仕事はなかなかそう簡単に割り切れない、もう少し複雑な構造になっているということだ。そのため現実社会では、ヘタに分業を貫徹しようとすると、各人に繁閑の差が出たり、拾い漏れが出たりする。世界で最も効率がいいと思われる日本のコンビニの定員の働き方のように、一人何役、副業・兼業が望まれると思う。









